トップページへ ごあいさつ 病院案内 交通ご案内 関連施設

コラム「ひまわり」

東前病院トップコラム「ひまわり」

コラム「ひまわり」
【リハビリ】
関節拘縮(かんせつこうしゅく)について
私達人間は常に体を動かして生きています。体を動かさないでいると、関節や筋肉は硬くなり、本来の軟らかくなめらかな動きが出来にくくなります。

ひまわり 関節が硬く動かなくなった状態を拘縮(こうしゅく)と言い、これは筋肉や靱帯(じんたい)、軟部組織(なんぶそしき)の長さや柔軟性、可動性が失われることによって出現します。
拘縮は病気そのものによることよりも動かさないことが原因で起こることがほとんどです。例えば麻痺や痛み、浮腫(むくみ)、炎症、年齢的因子が関節を動かさない原因になり、拘縮となりやすいといわれています。
関節が硬くなると、生活面でいろいろと制限されてしまうことが多くなってきます。例えば、両方の膝が曲がらない状態で固まってしまったら、車椅子に乗ることも困難になってしまうでしょう。
また、自分で動くことのできない人でも体を拭いたり、着替えたりの介助を受けるとき、どうしても関節の動きが必要になってきます。このとき関節が固まってしまっていたら、介助をする側も必要以上に力が必要になってきますし、怪我などをさせてしまう危険も高くなってしまいます。また、本人も毎回固まった関節を動かされるとき、痛い思いをしなければならなくなります。


ひまわり 『どの様に運動すればよいか?』
自分で動ける場合_は次の点に注意しながら生活をするように心掛けましょう。
  • 日中はできるだけ横にならないで起きていましょう。
  • 体を軟かくできる様に関節を曲げ伸ばししましょう。
  • 筋肉がおとろえないように体を動かす習慣をつけましょう。
  • 何事もおっくうがらずに活動的に一日を過ごしましょう。 (朝起きたら着替え、洗面をするなど)

関節を曲げ伸ばしする場合、関節が動く範囲を最初から最後までの範囲をゆっくり動かす様にすることが大切です。曲がるところまでゆっくり曲げて、伸びるところまでゆっくり伸ばす。ストレッチ体操などを参考にしてもよいと思います。
麻痺がある場合は、麻痺のない側で手伝いながらしっかり伸ばすことも大切です。

ひまわり 自分で動かせない人の場合_は家族の方などに協力してもらって曲げ伸ばしをしたほうがいいでしょう。
できるだけ楽な姿勢でリラックスし、動かす関節以外の部分はできるだけ固定し、ゆっくり、円滑にかつ穏やかに関節を動かすようにしましょう。しばらく動かしていなかった場合、骨が痩せてしまう(骨萎縮)状態になってしまっている場合もありますので、無理に強制的に関節を動かすと骨折をしてしまうこともあります。
また、衝動的な(弾みをつけておこなうような)曲げ伸ばしは、関節周囲を傷つけてしまい、かえって関節を硬くしてしまうこともあります。ですから、専門の知識を持っていない方は、あまり良くしようと無理をせず、現在動く範囲を維持してゆくつもりで行った方が安全でしょう。
コラム「ひまわり」