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コラム「ひまわり」

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コラム「ひまわり」
【レクリエーション】
レクリエーションの語源と意味
ひまわり 今回はレクリエーションの言葉の語源と意味について紹介したいと思います。
レクリエーションとはもともとどのような言葉なのでしょうか。カタカナですから外国から来た言葉であることは想像がつきます。でも、それゆえに、日本語のレクリエーションは少し違った意味でとらえ続けられているようです。現在、日本でレクリエーションという言葉を聞くと「ゲーム」や「ドライブ」「ショッピング」といった余暇活動のみを示すことが多いようですが、どうやらそれだけでは本当のレクリエーションの意味をなさないようです。

ひまわり 辞書を調べると、レクリエーション(recreation)は、フランス語やラテン語とつながっていることがわかります。英語では1930年に「リフレッシュすること、元気回復、滋養」などの意味があると記されていたのが、最も古い用例とされています。日本でも最初の訳語として「復造力」や「保養」が紹介され、その後も、「厚生」「慰楽」などの「力の回復」に関する意味が使われてきました。戦後になり、カタカナのレクリエーションが「余暇に行う活動」として一般的に認識されるようになったようです。
レクリエーションの大切さを考えるとき、レクリエーションを単なる「活動」としてだけ見てしまってはその価値がなくなってしまいます。最初の語源に基づき「人間性の回復」という点に着目しなくては、なぜレクリエーション活動を行うことが大切なのか、理解しにくいと思います。

何の為にレクリエーション活動を行うのか。それは「人間性の回復」の為であるといえます。疲れた心や体を癒すのは「楽しい」と思う時間を仲間や家族と過ごしたり、自分の好きな事をしたりして満足感や達成感、やる気や感情を持つことです。このプロセスこそがレクリエーションの本当の意味なのです。この目的、プロセスとしての意味を大切にする為に、専門家の中には「レクリエーション」と「レクリエーション活動」は別に考えようと唱える人もいます。活動は常に目的をもってされるものです。その目的が、単に「楽しもう」でも良いのではないでしょうか。
ひまわり
楽しむことができ、満足感などの感情が表現できるものは「ゲーム」や「ドライブ」だけでではありません。時には「仕事・労働」であり、「家事」でもあるでしょう。つまり、レクリエーション活動は日常生活のどこでも存在するものなのです。だからこそ、レクリエーションは私たちの生活にとってかけがえのないものであり、機会なのです。病院や施設においても、「レクリエーションはゲームだ」という狭い考え方をせず、「利用者様、患者様の人間性を回復するものなんだ」という大きな意味を考え、意識しながら活動を勧めていくことがよいレクリエーション活動をサービスできる第一歩だと思います。


参考資料: 吉田圭一・茅野宏明「レクリエーション活動援助法」ミネルヴァ書房 2001年
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